
合同会社グッドスマイル沖縄
2025年3月31日
介護処遇改善加算算定に伴う「見える化要件」について
■「見える化要件」とは
介護職員処遇改善加算を取得するためには必要要件がありますが、その中で「見える化」に向けた取り組みについて、賃金以外の処遇改善に関する具体的な取り組み内容を、「介護サービスの情報公開」や事業者のホームページを活用する等して、外部から見える形で公表することになっています。
■職場環境要件の提示について
見える化要件に基づき、賃金以外の処遇改善に関する具体的な取り組み内容を下記に提示します。
入職促進に向けた取組 | 法人や事業所の経営理念やケア方針・人材育成方針、その実現のための施策・仕組みなどの明確化 | ・毎年度、事業計画書と事業報告書を作成 し、施設建物内で外部から見える場所へ設置している。 ・方針についてホームページや職員採用案内に明記している。 |
他産業からの転職者、主婦層、中高年齢者、経験者・有資格者にこだわらない幅広い採用の仕組みの構築 | ・主婦層や高年齢者など幅広く採用している | |
資 質の向上やキャリアアップに向けた支援 | 働きながら介護福祉士取得を目指す者に対する実務者研修受講支援や、より専門性の高い介護技術を取得しようとする者に対するユニットリーダー研修、ファーストステップ研修、喀痰吸引、認知症ケア、サービス提供責任者研修、中堅職員に対するマネジメント研修の受講支援等 | ・講習を受けやすい環境を整えている。 ・毎月勉強会を開催している。 |
上位者・担当者等によるキャリア面談など、キャリアアップ等に関する定期的な相談の機会の確保 | ・定期的に上位者と面談する機会の確保をしている。 | |
両立支援・多様な働き方の推進 | 子育てや家族等の介護等と仕事の両立を目指す者のための休業制度等の充実、事業所内託児施設の整備 | ・就業 規則とは別に「育児・介護休業等に関する規則」を定める。 |
職員の事情等の状況に応じた勤務シフトや短時間正規職員制度の導入、職員の希望に即した非正規職員から正規職員への転換の制度等の整備 | ・職員の事情等に応じたフレキシブルな勤務時間に対応。職員の希望に即した非正規職員から正規職員へ転換に応じている。 | |
有給休暇が取得しやすい環境の整備 | ・1時間単位の時間有給休暇制度を設置している。 | |
腰痛を含む心身の健康管理 | 介護職員の身体の負担軽減のための介護技術の修得支援、介護ロボットやリフト等の介護機器導入及び研修等による腰痛対策の実施 | ・適宜腰痛予防対策のための介護技術の支援を実施している。 |
事故・トラブルへの対応マニュアル等の作成等の体制整備 | ・「苦情解決の仕組みに関する規程」を策定している。 | |
生産性向上(業務改善及び働く環境改善)のための取組 | 現場の課題の見える化(課題の抽出、課題の構造化、業務時間調査の実施等)を実施している | ・毎月行われる会議で、課題の見える化を図っている。 |
5S活動(業務管理手法の一つ。整理・整頓・清掃・清潔・躾の頭をとったもの)等の実践による職場環境の整備を行っている。 | ・事業所にて5S活動の取り組みを実施している。 | |
業務手順書の作成や、記録・報告様式の工夫等による情報共有や作業負担の軽減を行っている。 | ・業務の流れを記載した手順書をもとに、情報共有の円滑化と作業負担の軽減を図っている。 | |
介護ソフト(記録、情報共有、請求業務転記が不要なもの。)、情報端末(タブレット端末、スマートフォン端末等)の導入 | ・事業所にタブレット端末もしくはパソコンを設置し、介護ソフトを利用している。 | |
やりがい・働きがいの醸成 | ミーティング等による職場内コミュニケーションの円滑化による個々の介護職員の気づきを踏まえた勤務環境やケア内容の改善 | ・事業所責任者による運営会議にて情報共有を図っている。 ・毎月1回の会議にてケアの方針について話し合いをしている。 |
・ケアの好事例や、利用者やその家族からの謝意等の情報を共有する機会の提供 | ・月1回の会議や、毎日の業務日誌にて情報の共有を図っている。 |